「防音室に100万円なんて出せない!」 その通りです。駆け出しのストリーマーや歌い手に、そんな予算はありません。
結論から言います。
- 予算3万円:部屋全体は諦めてマイク周りだけを防音する。
- 予算10万円:段ボール防音室だんぼっちを買うか、DIYで箱を作る。
この2択です。低予算で効果を出すための具体的な戦略を解説します。
予算3万円コース:徹底的な「吸音」と「遮断」#
3万円では、部屋の壁を厚くすることは不可能です。狙うのは反響を消して音質を良くすることと、窓からの音漏れを減らすことの2点です。
① マイク周りを囲う(吸音)#
配信に乗る「部屋鳴り(反響音)」を消すだけで、声はクリアになり、小さな声でも通りやすくなります。
- リフレクションフィルター(5,000円〜):マイクの後ろに設置。
- 吸音材(10,000円分):デスク正面の壁と、自分の背後の壁に貼る。
② 窓を「スタイロフォーム」で塞ぐ(遮音)#
音の逃げ道である「窓」を物理的に塞ぎます。カーテンだけでは防音になりません。
- ホームセンターでスタイロフォーム(断熱材)を買う。
- 窓枠ピッタリのサイズにカットしてはめ込む。
- その上から遮光カーテンを閉める。
これだけで、外への音漏れは体感で半分以下になります。材料費は約5,000円です。
- 詳しくは:賃貸でもできる!DIY防音テクニック完全ガイド ※窓の塞ぎ方や吸音材の貼り方はこちら
予算10万円コース:「個室」を手に入れる#
10万円あれば、物理的な「箱」に入れます。これが防音の最低ラインです。
① 簡易防音室「だんぼっち」#
約8〜10万円で購入できる、段ボール製の防音室です。
- メリット:組み立て簡単、そこそこの防音性能(D-30程度)。
- デメリット:とにかく暑い、狭い。
歌ってみたやゲーム実況なら十分使えますが、夏の長時間配信は地獄です。エアコンの風を引き込むホースなどの改造が必須になります。
- 詳しくは:だんぼっち vs 自作防音室!コスパ最強はどっち? ※だんぼっちの性能や改造方法の比較
② 「借りる」という選択肢(初期費用10万円〜)#
10万円を防音室の購入ではなく、防音賃貸の初期費用(の一部)に充てる考え方です。
実は、安い防音室を買うより、最初から防音性能が高い部屋に引っ越した方がコスパが良いケースも多いです。 (※ただし、初期費用総額はもっとかかりますが、毎月の「安心代」として家賃に乗せる考え方です)
- 詳しくは:防音賃貸の内見チェックリスト ※引っ越しを検討するならこちら
低予算の落とし穴:「酸欠」と「熱」#
安く防音しようとすると、どうしても狭くて密閉された空間になりがちです。ここで起きるのが以下の問題。
- 酸欠:換気扇がない自作ブースは命に関わります。絶対に換気口を作ってください。
- 熱暴走:PCも人間も熱を出します。サーキュレーター(3,000円)は必須経費に入れてください。
まとめ:金がないなら「時間」を選べ#
最後に、0円でできる最強の防音対策を教えます。 それは**「配信時間を変えること」**です。
深夜2時の絶叫は警察を呼ばれますが、昼の14時なら「元気だな」で済むこともあります。 予算がなくて設備が整わないうちは、近隣住民が活動している時間帯を選んで配信しましょう。
それが、トラブルを避けて長く活動するための、一番の戦略です。
