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防音室の仕組みと構造|吸音と遮音のバランスとは

·1570 文字·4 分
防音室 防音室の仕組み 遮音 吸音 浮き床構造
sasisi344
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sasisi344
外の音が気になったりマイクの音質とかを気にするようになったので、防音に関する総合的な情報を集めているうちに、このサイトが生まれました。
目次

「なぜ防音室に入ると音が消えるの?」 「重たい壁なら防音できるんじゃないの?」

防音室の購入を検討し始めると、「遮音(しゃおん)」や「吸音(きゅうおん)」といった専門用語が出てきて混乱してしまうことがあります。

結論からお伝えすると、防音室の静寂を守っているのは**「重さ(質量)」と「空気の層」のコンビネーション**です。

この記事では、防音室が音を止めるメカニズムと、失敗しないために知っておきたい「防音の3大要素」について、専門用語を噛み砕いて解説します。

防音の基礎:音を止める2つの力
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防音室の壁は、単なる分厚い板ではありません。音を止めるためには、役割の異なる2つの力が必要です。

1. 遮音(しゃおん):音を跳ね返す
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遮音」とは、音が壁を通り抜けるのを防ぐことです。 具体的には、石膏ボードや遮熱シートなどの重くて硬い素材で音を跳ね返します。

  • イメージ: コンクリートの壁にボール(音)を投げると、向こう側に抜けずに跳ね返ってくる状態。
  • 重要な法則(質量則): 壁が重ければ重いほど、音は止まります。

2. 吸音(きゅうおん):音を吸収する
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吸音」とは、音のエネルギーを熱エネルギーに変えて減衰させることです。 グラスウール(綿のような素材)やスポンジなどの柔らかくて気泡のある素材が、音の振動を絡め取ります。

  • イメージ: クッションに向かってボール(音)を投げると、勢いが吸収されてポトリと落ちる状態。
  • 役割: 遮音だけだと部屋の中で音がワンワン響いてしまうため、吸音材で響きを整えます。

遮音と吸音の違い|音を跳ね返す遮音材と音を吸収する吸音材のイメージ図

Point: 防音室は、「遮音材」で外への音漏れを防ぎ、「吸音材」で室内の響きをクリアにする、ハイブリッドな構造になっています。

防音室の「最強」構造:BOX in BOXとは
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高い性能を持つ防音室(ヤマハのアビテックスなど)は、「BOX in BOX(箱の中の箱)」と呼ばれる構造を採用しています。また、そのカギとなるのが「浮構造(うきこうぞう)」です。

空気の層が振動を断ち切ります
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音は「空気」だけでなく、「床や壁(振動)」を伝って隣の部屋に漏れていきます(固体伝播音)。 これを防ぐため、防音室は建物の壁や床から物理的に切り離された状態で作られます。

  1. 浮き床: 防音室の床は、防振ゴムなどの上に乗っており、建物の床と直接触れていません。
  2. 空気層: 建物の壁と防音室の壁の間には、必ず数センチの隙間(空気層)があります。

この「浮いている状態」のおかげで、ドラムや足音のような「ドンドン」という振動音が、隣の部屋に伝わるのを劇的に防ぐことができるのです。

気密性:隙間は防音の最大の敵
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どんなに分厚い壁を作っても、わずか数ミリの隙間があれば、音はそこから盛大に漏れ出します。これを「隙間漏れ」と言います。

  • コンセント: 壁に穴を開けるため、最大の弱点になりやすい箇所です。
  • 換気扇: 空気を通しつつ音を止める「防音換気扇(ロスナイなど)」が必須です。
  • ドアのパッキン: 防音ドアは、冷蔵庫のようにゴムパッキンで密閉し、空気を遮断します。

自作(DIY)の防音室が失敗しやすい最大の原因は、この「気密性」の確保が難しいためです。メーカー製の防音室は、工場精度で密閉するため、安定した性能を発揮します。

まとめ:良い防音室の条件
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防音室の仕組みを整理すると、以下の3点が揃っていることが性能の証です。

  1. 重さがある(遮音): しっかりとした重量のある壁材を使っている。
  2. 隙間がない(気密): 防音ドアや専用換気扇で密閉されている。
  3. 浮いている(防振): 建物の床や壁から振動的に絶縁されている。

仕組みを理解すると、「なぜ防音室は重いのか」「なぜ価格が高いのか」が見えてきます。 次は、これらの構造の違いによる「防音室の種類」について見ていきましょう。

→ 関連:防音室の種類と選び方|ユニット・組立・工事の違い → 防音室の基礎知識マップ(トップ)へ戻る

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