メインコンテンツへスキップ
  1. すべての記事/

遮音性能Dr等級(D値)の目安|Dr-30/35/40の違いを体感で解説

·1125 文字·3 分
防音室 Dr等級 D値 遮音性能 防音基準
sasisi344
著者
sasisi344
外の音が気になったりマイクの音質とかを気にするようになったので、防音に関する総合的な情報を集めているうちに、このサイトが生まれました。
目次

防音室を選ぶ時、一番大事な数字が「Dr(ディーアール)等級」です。 (※カタログによっては「D値(ディーち)」と書かれることもありますが、意味は同じです。)

この数字は「その部屋の中で出した音を、どれくらいカットできるか」を表しています。

  • 数字が大きいほど、性能が高い(音が漏れない)。
  • 数字が小さいほど、性能が低い(音が漏れる)。

この記事では、主要な等級であるDr-30、Dr-35、Dr-40の違いを、実際の聞こえ方で解説します。


防音性能の計算式
#

まずは基本の計算式を覚えましょう。

部屋の中の音量(dB) - Dr等級(性能) = 外に漏れる音量(dB)

例えば、ピアノの音が「90dB」だとします。

  • Dr-30の防音室なら:90 - 30 = 60dB(外の音)
  • Dr-40の防音室なら:90 - 40 = 50dB(外の音)

外に漏れる音が「50dB」程度になれば、隣人には「かすかに聞こえるかな?」レベルになり、苦情のリスクは激減します。


等級別の体感レベル(隣の部屋での聞こえ方)
#

Dr-30(標準・エントリー)
#

  • 性能: 一般的な防音室の最低ライン。
  • 体感:
    • 話し声: ほぼ聞こえなくなる。
    • テレビ: 少し音が小さくなる程度。
    • ピアノ: 曲名は分かるが、うるさくはない(テレビを小音量で見ている感じ)。
  • 向いている人: テレワーク、日中のピアノ練習。

Dr-35(スタンダード)
#

  • 性能: ヤマハ・カワイの標準モデルがこれ。
  • 体感:
    • 話し声: まったく聞こえない。
    • ピアノ: 小さな話し声程度。夜間(20時頃まで)なら許容範囲。
    • 歌声: 本気で歌っても、隣にはモゴモゴとしか聞こえない。
  • 向いている人: アップライトピアノ、歌、アコギ。

Dr-40(ハイグレード)
#

  • 性能: 組み立て式防音室の最高峰。
  • 体感:
    • ピアノ: かすかに聞こえる程度。生活音に紛れて気にならない。
    • 金管楽器: サックスの鋭い音もかなり減衰する。
  • 向いている人: 深夜のピアノ練習、サックス、トランペット、プロのレコーディング。

Dr-50以上(プロ・スタジオ)
#

  • 性能: ユニット型では不可能。工事が必要なレベル。
  • 体感: ほぼ無音。ドラムを叩いても、外の世界とは別次元。
  • 向いている人: ドラム、ライブハウス、商用スタジオ。

5dBの違いは「別世界」
#

「Dr-35とDr-40、たった5の違いでしょ?」と思うかもしれません。 しかし、音の世界では「5dB違うと、聞こえ方は2倍変わる」と言われています。

  • Dr-35で「ちょっとうるさいな」と言われた音が、
  • Dr-40にすると「全然聞こえないね」に変わります。

予算が許すなら、迷わず**上の等級(Dr-40)**を選んでおくのが、後々の安心につながります。

→ 関連:ピアノ防音に必要なD値は?種類別の基準を見る → 遮音性能D値ガイド(トップ)へ戻る

関連記事

遮音性能D値ガイド|D-30〜65の防音レベル早見表まとめ
·1236 文字·3 分
防音室 Dr等級 遮音性能 D値 防音基準
防音室の効果はどれくらい?楽器・話し声の減衰レベル
·1525 文字·4 分
防音室 防音室の効果 遮音性能 Dr等級 D値 音漏れ
防音室 ドラムの選び方は?必要D値・防振床・費用の目安
·1719 文字·4 分
防音室 防音室 ドラム 防音室 ドラム 選び方 防音室 ドラム D値 ドラム D値 防振床 遮音性能
防音賃貸の「D値」とは?楽器別の推奨レベルと失敗しない物件選びの基準
·4033 文字·9 分
防音賃貸 D値 遮音性能 防音賃貸 Dr等級 楽器可物件 物件選び
ピアノ防音に必要なD値は?アップライトとグランドの基準
·1194 文字·3 分
防音室 ピアノ防音 Dr等級 グランドピアノ アップライトピアノ 防振対策
防音効果の正しい測定方法|D値の計算式と記録の残し方【実践編】
·2094 文字·5 分
防音の実用ガイド 防音測定 D値 遮音性能 記録 騒音計 計算式