防音室を買おうと思ったとき、多くの人がまず直面するのが、実物を見ないと分からないという壁です。 カタログの数値(Dr-30やDr-40)を見ても、実際に自分が楽器を演奏した時にどれくらい音が止まるのかは想像できません。
そんな時、最も頼りになるのが全国展開する総合楽器店、島村楽器です。 今回は、メーカー直営店にはない「島村楽器ならではのメリット」と、話題の限定コラボモデルについて解説します。
独自の強み①:メーカーの「公平な乗り比べ」ができる#
ヤマハ銀座店に行けばヤマハの良さを、カワイのショールームに行けばカワイの良さを教えてくれます。
しかし、その場で両方を弾き比べることはできません。 あらかじめ「試奏して音を確認したい」などと、ショールームに連絡して許可を貰えば可能かもしれません。 ショールームは全国にあるものの、主要都市部メインなので、郊外や田舎に住んでいる方にとっては、楽器を持って行くことを考えると大変です。
島村楽器の主要な防音ショールーム(立川、川崎、新宿など)では、ヤマハ「アビテックス」とカワイ「ナサール」が隣り合わせで展示されています。
ヤマハとカワイのショールームをハシゴすることなく、1店舗でさまざまなユニット防音室の展示を比べることができるのが最大の強みです。
チェックすべき比較ポイント#
- 響きの違い: ヤマハのクリアな響きと、カワイの暖かみのある響き。
- ドアの開閉感: 毎日使うものなので、取っ手の重さや密閉感は重要です。
- 実際のサイズ感: 同じ「1.5畳」でも、内寸の高さや幅が微妙に異なります。
自分の楽器を持ち込んで、この3点を同じ部屋・同じ時間帯に比較できるのは、総合楽器店ならではの強みです。 もちろん楽器など「音を出す行為をする前提でチェックしたい」のであれば、事前に確認をして予約をするなど、許可をいただきましょう。
独自の強み②:限定コラボ「S-OTODASU」等の存在#
島村楽器は、既存の防音室メーカーと共同開発したコラボレーションモデルを販売しています。 これが非常にかゆいところに手が届く仕様になっています。
S-OTODASU II LIGHT(vs OTODASU)#
簡易防音室「OTODASU」の島村楽器限定モデルです。
- 改良のポイント: 通常のOTODASUは正方形に近い形状が多く、ギターを構えるとネックが壁に当たりがちという課題がありました。S-OTODASUは奥行きを拡張することで、演奏時の動作スペースをしっかりと確保しています。
- 価格: 14万円前後〜
- 性能: Dr-20程度(楽器練習用として最低限の遮音+吸音材セット)
ユーザーのリアルな悩みを解決する改良を施した、まさに「痒い所に手が届く」モデルといえます。
カワイ・ナサール ご成約特典(キャンペーン)#
島村楽器では、カワイの防音室「ナサール」の展示を行っている店舗も多く、メーカー直営店とは異なる独自のキャンペーンが展開されることがあります。
特に注目したいのが、季節ごとに開催されるオプションプレゼントなどの成約特典です。2026年春には、新生活に向けたお得なキャンペーンが実施されています。
- キャンペーン名: 春のオプションプレゼントキャンペーン
- 期間: 2026年2月1日〜4月30日までのご成約(5月末日までの設置完了が条件)
- メリット: 通常は有償のオプションが特典として付与されるなど、実質的にかなりお得なパッケージとなっています。
詳細な条件や最新の対象モデルについては、以下の店舗公式ページをご確認いただくか、お近くの島村楽器へお問い合わせください。
独自の強み③:店舗別YouTubeがリアルな資料#
この記事の執筆時点でも、島村楽器の各店舗がYouTubeで防音室のレビュー動画を上げています。 これらが非常に役立つ理由は、プロや店員が、本気で楽器を弾いているからです。
- サックス検証動画: Dr-35とDr-40で、外への漏れ方がどう変わるか。
- 配信機材検証: 中で歌った時の反響音がどうなるか。
「島村楽器 防音室」で検索すると、実際の防音性能をノーカットで確認できる動画が多数見つかります。これらはカタログ値よりも遥かに信頼できる「証拠」となります。
展示品を見に行くのが面倒だったり、遠すぎる場合は有効な手段です。
賢い買い方:キャンペーンと中古情報の活用#
島村楽器では定期的に「クレジット無金利キャンペーン」を行っています。 防音室は100万円を超える高額商品なので、36回払いなどで金利手数料が0円になるのは数十万円単位の節約になります。
また、店舗によっては展示品処分や下取りによる「中古防音室」の取り扱いもあります。 これらは公式サイトの「防音室在庫情報」から全国の在庫を検索できるため、新品の予算がない方はこまめにチェックすることをおすすめします。
まとめ:まずは「近くの島村」へ電話を#
防音室展示のある店舗は限られています(主要都市の大型店が中心)。 まずは公式サイトで「防音室展示店舗」を探し、電話で「〇〇(楽器名)を試奏したいのですが、防音室の空きはありますか?」と予約を入れましょう。
自分の耳で確かめた「静けさ」こそが、後悔しない買い物の唯一の基準です。
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