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対談・ポッドキャスト収録用防音室の「居住性」ガイド|2人で入っても酸欠にならない?

·2797 文字·6 分
配信・クリエイター向け ポッドキャスト 対談 ラジオ収録 居住性 換気扇
sasisi344
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sasisi344
外の音が気になったりマイクの音質とかを気にするようになったので、防音に関する総合的な情報を集めているうちに、このサイトが生まれました。
目次

最高のポッドキャストは、リラックスした会話から生まれます。

しかし、自宅の防音室にゲストを招いて収録を始めた途端、こんな問題に直面することがあります。

「なんだか息苦しい」 「狭すぎてゲストの顔が近すぎる」 「30分話しただけで汗だくになった」

これらは全て 「居住性(Comfort)」 の欠如が原因です。 ボーカル録音などの「短時間・一人用」として作られた防音室に、無理やり「長時間・二人」で入ると、環境は劣悪になります。

この記事では、ゲストを招いても恥ずかしくない、会話が弾む「対談・ポッドキャスト専用スタジオ」の作り方を解説します。

「2人で入る防音室」は難易度が跳ね上がる
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防音室の設計において、「1人」と「2人」では次元が違います。 単に広ければいいわけではありません。

1人用(0.8〜1.5畳)に2人入るとCO2濃度が危険値に
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人間の呼吸量は1人あたり約450L/時です。 0.8畳や1.2畳の防音室(気積約2〜3m³)に大人2人が入ると、わずか 15分〜20分 でCO2濃度が1000ppm(不快感を感じるレベル)を超え、1時間後には2500ppm(眠気・頭痛)に達します。

酸欠状態では、脳の回転が鈍り、トークのキレが悪くなります。 「良い話」を引き出すには、新鮮な酸素が不可欠です。

互いの声が近すぎて「多重録音・ハウリング」が起きる
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狭い空間では、相手のマイクとの距離が近くなります。 自分の声が相手のマイクにも入ってしまう 「カブリ(クロストーク)」 が発生しやすくなります。

編集で音量バランスを整えようとした時、カブリが多いと位相干渉(フェージング)を起こし、声が変質したり、聞こえにくくなったりする原因になります。

ゲストを招くなら「圧迫感」の解消が必須マナー
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親しい友人ならまだしも、仕事相手や目上のゲストを招く場合、0.8畳の閉鎖空間に押し込むのは失礼にあたります。 「パーソナルスペース」を侵される距離感では、ゲストも心理的に壁を作ってしまい、本音のトークが引き出せません。

対談収録に特化した防音室の「広さ」と「換気」
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では、対談収録に最適な環境とはどのようなものでしょうか。

最低でも2.0畳、できれば2.5畳欲しい理由(対面距離の確保)
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対面またはL字型で座り、机を挟んでマイクスタンドを2本立てるには、最低でも 「2.0畳」 の広さが必要です。 余裕を持って機材を配置し、ゲストと適度な距離(1.5m〜)を保つなら 「2.5畳〜3.0畳」 が理想です。

この広さがあれば、小さなカフェテーブルやソファを置くこともでき、リラックスした「サロン」のような雰囲気を作れます。

「換気能力2倍」が必要!ロスナイ+サーキュレーターの空気循環
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2人分の酸素を供給し、熱気を排出するために、換気能力も強化が必要です。

  • ロスナイ換気扇 : 必ず「強」運転ができるもの、または大型モデルを選びましょう。
  • サーキュレーター : 足元に置き、空気を撹拌(かくはん)して淀みを無くします。ゲストに風が直撃しないよう配慮が必要です。

視覚的な広さを演出する「FIX窓」と「照明」の効果
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物理的な広さには限界がありますが、視覚的な広さは演出できます。 カワイの「ナサール」やヤマハ「アビテックス」のカスタムモデルなどには、壁一面をガラスにする 「FIX窓」 オプションがあります。 外の景色が見えるだけで、閉塞感は劇的に改善されます。また、照明も蛍光灯ではなく、暖色系のダウンライトや間接照明にすることで、バーのような落ち着いた空間になります。

クリアな会話を録るための「収録環境」構築
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机を挟んで向かい合うvs横並び?レイアウトと配線
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  • 対面(Face to Face) : お互いの目を見て話せるので、深い対話に向いています。ただし声が真正面からぶつかるため、マイクのカブリ対策が重要です。
  • 横並び(Side by Side) : ラジオブースのようなスタイル。同じモニターを見ながら話せるので、資料や動画を見ながらの収録に向いています。また、声が前方に飛ぶため、マイクへのカブリが少なくなります。

配線については、足元をスッキリさせるために、テーブル天板の裏にケーブルを這わせるなどの工夫が必要です。

2人の声被りを防ぐ「吸音パーティション」とマイク指向性
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カブリを防ぐには、物理的に音を遮るのが一番です。

  • 吸音パーティション : 2人の間に、高さの低い卓上吸音パネルを置くだけで、直接音が相手のマイクに飛び込むのを防げます。
  • マイクの指向性 : 必ず「単一指向性(カーディオイド)」のマイクを使い、相手の方向がマイクの背面(感度が低い方向)になるようにセッティングします。

収録中のノイズ(衣擦れ、足音)を消すインテリア工夫
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ゲストはプロの声優ではないため、身振り手振りでノイズを出してしまうことがあります。

  • 椅子 : ギシギシ鳴らない、座り心地の良いものを選ぶ(メッシュチェアなどは衣擦れ音がしにくい)。
  • : カーペットを厚めに敷き、足音や椅子の移動音を消す。
  • テーブル : 天板にフェルトやデスクマットを敷き、コップを置く音やペンを置く音を吸収させる。

おすすめの対談向け防音室・ブース
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ゆったり話せる「ヤマハ セフィーネNS 2.5畳〜」
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セフィーネNSの2.5畳以上のモデルは、プロのナレーションブースとしても使われる広さと響きの良さがあります。 エアコンの取り付けも可能なので、長時間の収録でも快適です。

コスパ重視の「組立式会議ブース」という選択肢
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最近はオフィス用の「Web会議ブース(ワークブース)」も安価に出回っています。 遮音性能は楽器用防音室(Dr-35〜40)より少し劣りますが(Dr-30程度)、内装がおしゃれで広々としたモデルが多く、会話中心の収録なら十分使えるケースもあります。

レンタルスペースvs自宅防音室のコスト比較
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もし対談が月に1〜2回程度なら、自宅に防音室を作るよりも、都内の「防音レンタルスペース」や「貸し会議室」を利用した方が、コストも安く、広くて快適な環境を使える場合もあります。 頻度とコストを冷静に比較しましょう。

まとめ:会話が弾めば、コンテンツは面白くなる
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ポッドキャストの面白さは、会話の熱量で決まります。 その熱量を支えるのが、防音室の「居住性」です。

  1. 広さ : 最低2.0畳。ゲストとの距離感を大切にする。
  2. 空気 : 換気能力を強化し、酸欠と暑さを防ぐ。
  3. 音質 : カブリ対策とノイズレスなインテリアで、編集を楽にする。

ゲストが「ここ、すごく話しやすいですね!」と言ってくれるような防音室を作ってください。 そのリラックスした空気感は、必ずリスナーにも伝わります。

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