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ロスナイ換気扇で静かな防音室を作る|仕組み・導入事例・DIY設置ガイド

·4914 文字·10 分
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sasisi344
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sasisi344
外の音が気になったりマイクの音質とかを気にするようになったので、防音に関する総合的な情報を集めているうちに、このサイトが生まれました。
目次

防音室の換気に「ロスナイ」が選ばれる理由を知っていますか?

「音を漏らさず空気を入れ替える」という相反する要求を満たす、唯一の市販換気扇として、ロスナイは音楽室・配信ブース・スタジオで多数の採用実績があります。

本記事では、ロスナイの仕組みと導入実例を詳しく解説し、DIY設置のポイントまで実践的な情報を提供します。

導入:防音室の換気に"ロスナイ"が選ばれる理由
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防音室の換気において、ロスナイが選ばれる理由は明確です。

「音を漏らさず空気を入れ替える」唯一の市販換気扇
#

通常の換気扇は、換気と引き換えに音漏れが発生します。しかし、ロスナイは**「音を漏らさず空気を入れ替える」**ことを実現した、唯一の市販換気扇です。

ロスナイの特徴

  • 熱交換式換気:排気と給気を同時に行う
  • 低騒音構造:25〜35dB(静音運転時)
  • 防音設計:内部ダクトが屈折+吸音材充填

従来の換気扇との違い

  • 通常の換気扇:直線排気で音漏れが大きい
  • ロスナイ:交差熱交換で音漏れを最小限に

熱交換+低騒音構造で、音楽室・配信ブース・スタジオでも採用例多数
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ロスナイは、音楽室・配信ブース・スタジオなど、音質が重要な環境で多数の採用実績があります。

採用実績

  • ヤマハセフィーネNS:標準採用傾向
  • カワイナサール:標準採用傾向
  • 配信ブース:DIY防音室でも採用増加
  • 音楽スタジオ:業務用モデルも採用

選ばれる理由

  • 防音性能を維持しながら換気可能
  • 熱を逃がさず換気できる
  • 低騒音で録音・配信に影響しない

ロスナイとは?——三菱電機の換気空清機の特徴
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ロスナイの基本情報と特徴を解説します。

正式名称:「換気空清機ロスナイ」
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ロスナイの正式名称は「換気空清機ロスナイ」です。三菱電機が開発・製造する換気システムです。

製品名の由来

  • Lossnay:Loss(損失)+ Nay(ない)
  • 熱損失を最小限に抑える換気システム

製品ラインナップ

  • 住宅用ロスナイ 壁掛型(1パイプ取付タイプ):個人向け(単相100V対応)
  • 住宅用ロスナイ 天井埋込型:一般住宅向け
  • 業務用ロスナイ(大風量・薄形ベーシックシリーズ):スタジオ・音楽室・住宅全体換気向け

特徴:排気と給気を同時に行う熱交換式換気
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ロスナイの最大の特徴は、熱交換式換気です。

仕組み

  • 排気と給気を同時に行う
  • 熱交換素子で熱を回収
  • 外気温に近い温度で給気

メリット

  • 熱を逃がさず換気できる
  • 夏場・冬場の温度安定
  • 省エネ運転が可能

構造
#

ロスナイの構造を詳しく解説します。

断熱材入り二重構造ダクト

  • 外側:遮音シート
  • 内側:吸音材
  • 断熱材:熱損失を防止

熱交換素子による省エネ運転

  • 排気の熱を給気に伝える
  • 熱回収率:70〜80%
  • 省エネ効果:冷暖房費の削減

騒音レベル:25〜35dB(静音運転時)

  • 通常運転:30〜35dB
  • 静音運転:25〜30dB
  • 録音・配信に影響しないレベル

種類:壁掛け型/天井埋込型/業務用モデル
#

ロスナイには、用途に応じた複数のタイプがあります。

壁掛け型(住宅用ロスナイ 1パイプ取付タイプ)

  • 個人向けに最適
  • 設置が比較的簡単
  • 価格:約1.5万円前後(実勢価格)

天井埋込型(住宅用ロスナイ)

  • 見た目がすっきり
  • 天井に埋め込む
  • 価格:3〜4万円前後(実勢価格)

業務用モデル(大風量・薄形ベーシックシリーズ)

  • 大型スタジオ・住宅全体換気向け
  • 高い換気能力
  • 価格:数十万円〜100万円近く(事業者向け積算価格)
  • 注記:一般個人かつ1部屋用途の防音室換気には不向き

防音室での採用が進む理由
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防音室でロスナイが選ばれる理由を詳しく解説します。

通常換気扇との違い(直線排気 vs 交差熱交換)
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通常の換気扇とロスナイの違いを比較します。

通常の換気扇

  • 直線排気:音がそのまま外部へ
  • 音漏れが大きい
  • 防音性能が低下

ロスナイ

  • 交差熱交換:排気と給気が交差
  • 音漏れが最小限
  • 防音性能を維持

効果の違い

  • 通常の換気扇:D-20〜30(性能低下)
  • ロスナイ:D-30〜40(性能維持)

音漏れ防止構造:内部ダクトが屈折+吸音材充填
#

ロスナイの音漏れ防止構造を解説します。

内部ダクトの屈折構造

  • 90度以上の屈折を設ける
  • 音の経路を変える
  • 音漏れを減衰させる

吸音材の充填

  • ダクト内に吸音材を配置
  • 音のエネルギーを減衰
  • グラスウール、ウレタンフォームなど

効果

  • 音漏れ:約10〜15dB減衰
  • 換気性能:維持される
  • 防音性能:D-30〜40を維持

熱を逃がさず換気できる→夏場・冬場の温度安定
#

ロスナイの熱交換機能により、熱を逃がさず換気できます。

夏場の効果

  • 外気温が高い場合でも、室内の冷気を維持
  • エアコンの負荷を軽減
  • 温度安定:±2℃以内

冬場の効果

  • 外気温が低い場合でも、室内の暖気を維持
  • 暖房の負荷を軽減
  • 温度安定:±2℃以内

省エネ効果

  • 冷暖房費の削減:20〜30%
  • 熱回収率:70〜80%
  • 年間の電気代削減:数万円

実測:ヤマハ・ナサール等でも標準採用傾向(D-40〜50対応)
#

ロスナイは、高級防音室メーカーでも標準採用されています。

ヤマハセフィーネNS

  • 標準オプションとして採用
  • D-40〜50の防音性能を維持
  • 熱交換機能で快適性を向上

カワイナサール

  • 標準オプションとして採用
  • D-40〜50の防音性能を維持
  • 業務用モデルも採用

効果

  • 防音性能:D-40〜50を維持
  • 換気性能:十分な換気量を確保
  • 快適性:温度・湿度の安定

ロスナイ導入の実例
#

実際の導入事例を紹介します。

導入事例比較表
#

用途設置環境効果導入コスト
ピアノ練習室(1.5畳)ヤマハセフィーネNS室温−2℃/音漏れ−10dB約5〜6万円
配信ブース(2畳DIY)自作吸音室+ロスナイ壁掛型長時間配信でも息苦しさ解消約3〜4万円
防音教室(6畳)業務用ロスナイ+防音ダクト防音性能維持/CO₂安定数十万円規模

事例1:ピアノ練習室(1.5畳)
#

設置環境

  • ヤマハセフィーネNS 1.5畳
  • ロスナイ標準タイプ
  • 天井埋込型

効果

  • 室温:−2℃(夏場)
  • 音漏れ:−10dB
  • CO₂濃度:1,000ppm以下を維持

導入コスト

  • 本体:3〜4万円(天井埋込型の実勢価格)
  • 工事費:約2万円
  • 合計:約5〜6万円

事例2:配信ブース(2畳DIY)
#

設置環境

  • 自作吸音室(クローゼット改造)
  • 住宅用ロスナイ 壁掛型(1パイプ取付タイプ)
  • 壁掛け型

効果

  • 長時間配信でも息苦しさ解消
  • 音漏れ:−8dB
  • 温度・湿度の安定

導入コスト

  • 本体:約1.5万円(壁掛型の実勢価格)
  • 工事費:約1〜2万円(DIY)
  • 合計:約3〜4万円

事例3:防音教室(6畳)
#

設置環境

  • 業務用防音室
  • 業務用ロスナイ
  • 防音ダクト併用

効果

  • 防音性能維持:D-50
  • CO₂濃度:800ppm以下を維持
  • 温度・湿度の安定

導入コスト

  • 本体:数十万円規模(業務用モデル)
  • 工事費:別途必要
  • 合計:数十万円〜100万円近く
  • 注記:住宅全体換気向けの大風量モデルで、1部屋用途の防音室には過剰スペック

ロスナイの設置・運用のポイント
#

ロスナイを効果的に運用するためのポイントを解説します。

設置位置:音源から離れた壁側 or 天井
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ロスナイの設置位置は、音源から離れた位置が重要です。

推奨設置位置

  • 音源から1.5m以上離す
  • 壁側に設置(天井埋込型も可)
  • 給気口と排気口を離す

避けるべき位置

  • 音源の近く
  • マイクの正面
  • 楽器の近く

吸気・排気の経路を直線にしない(屈折ダクトで遮音)
#

吸気・排気の経路は、直線にしないことが重要です。

推奨設計

  • 90度以上の屈折を設ける
  • 複数の屈折を組み合わせる
  • 屈折ダクトで遮音

効果

  • 直線経路:音漏れが大きい
  • 屈折経路:音漏れが−10dB以上減衰

ダクト内部に吸音ウールを追加して防音性能を強化
#

ダクト内部に吸音ウールを追加することで、防音性能をさらに強化できます。

追加方法

  • ダクト内壁に吸音ウールを貼り付ける
  • 厚さ:50mm以上が推奨
  • 材料:グラスウール、ウレタンフォーム

効果

  • 音漏れ:さらに−5〜10dB減衰
  • 換気性能:維持される
  • 防音性能:D-35〜45を維持

メンテナンス:フィルター年1〜2回交換、内部清掃で性能維持
#

定期的なメンテナンスにより、ロスナイの性能を維持できます。

メンテナンス項目

  • フィルター交換:年1〜2回
  • 内部清掃:6ヶ月に1回
  • 動作確認:月1回

効果

  • 換気性能の維持
  • 音漏れの防止
  • 長寿命化

DIY設置時の注意点
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DIYでロスナイを設置する際の注意点を解説します。

壁貫通には「防音スリーブ」必須(直通穴はNG)
#

壁貫通には、防音スリーブが必須です。

防音スリーブの役割

  • 壁の穴を完全に塞ぐ
  • 音漏れを防止
  • 気密性を維持

設置方法

  • 壁に穴を開ける
  • 防音スリーブを設置
  • ロスナイを接続

注意点

  • 直通穴はNG(音漏れの原因)
  • 防音スリーブは必須
  • 隙間を完全に塞ぐ

住宅用ロスナイ 壁掛型は個人DIY向け(単相100V対応)
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住宅用ロスナイ 壁掛型(1パイプ取付タイプ)は、個人DIY向けに設計されています。

特徴

  • 単相100V対応
  • 設置が比較的簡単
  • 価格が手頃(約1.5万円前後)

推奨用途

  • 個人の防音室
  • DIY防音室
  • 小型スタジオ

費用内訳
#

ロスナイ導入にかかる費用の内訳です。

項目費用目安
本体(壁掛型)約1.5万円前後
本体(天井埋込型)3〜4万円前後
工事(電源+壁貫通)約2〜5万円
防音材・スリーブ約5,000円前後

合計目安(個人向け防音室用途)

  • 壁掛型+DIY設置:約3〜4万円
  • 壁掛型+業者設置:約4〜7万円
  • 天井埋込型+DIY設置:約5〜7万円
  • 天井埋込型+業者設置:約6〜10万円

注記:上記は住宅用ロスナイ(1部屋用途)の実勢価格です。業務用・大風量モデルは数十万円〜100万円規模となります。

Amazonでロスナイ換気空清機を購入する

他社製品との比較(参考)
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ロスナイと他社製品を比較します。

換気扇製品比較表
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製品構造騒音値熱交換防音性価格帯(個人向け)
三菱 ロスナイ二重構造+熱交換25〜35dB約1.5〜4万円
パナソニック FYシリーズ直線排気型35〜40dB約4〜7万円
東芝 スマートエコ換気交差換気型30〜40dB約6〜8万円

三菱 ロスナイ
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特徴

  • 二重構造+熱交換
  • 騒音値:25〜35dB
  • 熱交換:◎
  • 防音性:◎

メリット

  • 防音性能が高い
  • 熱交換機能で省エネ
  • 低騒音

デメリット

  • 価格がやや高い
  • 工事が必要

パナソニック FYシリーズ
#

特徴

  • 直線排気型
  • 騒音値:35〜40dB
  • 熱交換:△
  • 防音性:○

メリット

  • 価格が手頃
  • 設置が簡単

デメリット

  • 防音性能がやや低い
  • 音漏れのリスク

東芝 スマートエコ換気
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特徴

  • 交差換気型
  • 騒音値:30〜40dB
  • 熱交換:○
  • 防音性:○

メリット

  • 熱交換機能あり
  • 価格が手頃

デメリット

  • 防音性能がやや低い
  • ロスナイより性能が劣る

まとめ|“静けさを保つ換気"という新基準
#

ロスナイは、防音室の空気の流れを変える代表機器です。

ロスナイは防音室の空気の流れを変える代表機器
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ロスナイの特徴をまとめます。

主な特徴

  • 熱交換式換気:熱を逃がさず換気
  • 低騒音構造:25〜35dB
  • 防音設計:音漏れを最小限に

選ばれる理由

  • 防音性能を維持しながら換気可能
  • 温度・湿度の安定
  • 省エネ効果

騒音を抑え、温度と空気を保つ"熱交換+防音構造"が特徴
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ロスナイの最大の特徴は、熱交換+防音構造です。

熱交換機能

  • 排気の熱を給気に伝える
  • 熱回収率:70〜80%
  • 省エネ効果:20〜30%

防音構造

  • 内部ダクトが屈折
  • 吸音材を充填
  • 音漏れを−10dB以上減衰

自作防音室・ユニット防音室どちらにも対応可能
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ロスナイは、自作防音室・ユニット防音室どちらにも対応可能です。

自作防音室

  • 住宅用ロスナイ壁掛型が最適
  • DIY設置も可能
  • コスト:約3〜4万円(本体1.5万円+工事費)

ユニット防音室

  • 住宅用ロスナイ(天井埋込型)または業務用
  • メーカーオプションとして採用
  • コスト:約5〜10万円(住宅用)または数十万円規模(業務用)

関連記事への導線
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参考情報


この記事は2025年の最新情報に基づいて作成されています。製品の仕様や価格は変更される可能性がありますので、実際に購入・設置される際は、三菱電機や専門業者に最新情報をご確認ください。

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