「下の階から苦情が来た…」 「台パンしたら壁ドンされた…」
ゲーム配信者にとって、これは死活問題です。でも、安心してください。 結論から言うと、壁の防音ではなく『床の防振』をすれば、2,000円で8割の問題は解決します。
この記事では、今すぐできる応急処置から、本格的なDIYまでを段階別に解説します。
1. なぜ「壁の防音」では台パンを止められないのか#
台パンや足音は、固体伝搬音という種類の騒音です。 空気を伝わる声やゲーム音とは違い、床を叩いた振動が建物の構造(柱や梁)を伝わって、下の階に響きます。
| 音の種類 | 伝わり方 | 対策 |
|---|---|---|
| 空気音(声・ゲーム音) | 空気を伝わる | 壁・窓の防音 |
| 固体伝搬音(台パン・足音) | 床→構造体を伝わる | 床の防振 |
つまり、壁をどれだけ防音しても、床からの振動は素通りします。 だから、床と振動源(デスク・椅子)の接点を遮断する必要があるのです。
2. 今すぐできる!予算2,000円の応急処置#
① デスクの脚に「防振ゴム」を貼る#
ホームセンターやAmazonで売っている防振ゴムパッド(1個100〜300円)を、デスクの4本の脚に貼るだけ。 これだけで、台パンの振動が床に伝わるのを大幅に減らせます。
② 椅子のキャスターを「ウレタン製」に交換#
プラスチック製のキャスターは、床に直接振動を伝えます。 ウレタン製のキャスター(1セット1,500円〜)に交換するだけで、椅子を引く音が劇的に静かになります。
3. 本気で止めるなら「防振マット」を敷く#
応急処置で改善しない場合は、デスクと椅子の下に防振マットを敷いてください。
選び方のポイント#
- 厚さ:10mm以上(薄いと効果が薄い)
- 素材:ゴムやEVA素材(重い素材ほど振動を吸収する)
- サイズ:椅子の可動範囲(約1.5m × 1.5m)をカバーできるもの
| 商品タイプ | 厚さ | 価格 | 効果 |
|---|---|---|---|
| ジョイントマット | 5〜8mm | 3,000円 | △ |
| ニトリ防音マット | 8〜10mm | 5,000円 | ○ |
| 専門防音マット | 15mm以上 | 15,000円 | ◎ |
おすすめ戦略: 部屋全体ではなく、椅子周り1.5m四方だけに、厚手のマット(15mm)を敷く。 これで総額1万円程度に抑えつつ、最大の効果が得られます。
4. マイクが拾う「床振動ノイズ」も消す#
配信音声に「ブツブツ」という低周波ノイズが入る場合、それはマイクが床の振動を拾っている証拠です。
対策① マイクアーム+ショックマウント#
デスクに直置きせず、クランプ式マイクアームにショックマウント(振動吸収マウント)を装着してください。 これで、デスクを叩いた振動がマイクに伝わらなくなります。
対策② クランプ部分に防振シートを挟む#
マイクアームのクランプとデスクの間に、薄い防振シート(2mm程度)を挟むと、さらに効果的です。
5. 効果を確認する方法#
対策したら、必ず効果を確認してください。
方法① スマホの騒音計アプリで測定#
- 対策前後で、台パンした時の音量を測定
- 5dB以上の軽減があれば、階下への影響は確実に減っています
方法② 階下の人に直接聞く#
勇気を出して、「防音対策をしました。足音は減りましたか?」と聞いてみてください。 正直に伝えることで、相手の印象も大きく変わります。
まとめ:配信を続けるために、今日から始めよう#
台パンで苦情が来たら、**まずは2,000円の応急処置(防振ゴム+キャスター交換)**から始めてください。 それでも改善しないなら、**椅子周りに防振マット(1万円)**を敷く。
大切なのは、「今日から始める」こと。 そして、近隣住民に「対策しました」と伝えること。 それが、長く配信を続けるための秘訣です。
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