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防音室の中古・移設ガイド|相場・費用・注意点

·8485 文字·17 分
防音室 中古 移設 費用 相場
sasisi344
著者
sasisi344
外の音が気になったりマイクの音質とかを気にするようになったので、防音に関する総合的な情報を集めているうちに、このサイトが生まれました。
目次

「新品の防音室は高すぎる…中古でいいものないかな?」

「引っ越すんだけど、防音室って持っていけるの?」

防音室は高額なので、中古で安く買いたい人も多いはず。でも、中古ならではの落とし穴もたくさんあります。

この記事では、中古防音室の相場から購入時の注意点、移設にかかる費用まで、すべて解説します。

中古防音室の価格相場
#

まずは、中古でどれくらい安くなるのか見ていきましょう。

新品価格との比較
#

サイズ新品価格中古相場値下がり率お得度
0.8畳(だんぼっち等)6-15万円3-8万円40-50%★★★☆☆
1畳80-120万円30-70万円40-60%★★★★☆
1.5畳98-130万円40-90万円40-70%★★★★★
2畳120-180万円50-120万円40-70%★★★★★
2.5畳以上180-350万円70-200万円50-70%★★★★☆

状態別の価格相場(1.5畳の例)
#

状態新品比価格帯特徴おすすめ度
ほぼ新品(1年未満)70-80%70-90万円使用感少ない★★★★★
美品(1-3年)60-70%60-80万円軽微な使用感★★★★★
良品(3-5年)50-60%50-70万円使用感あり★★★★☆
可(5-8年)40-50%40-60万円経年劣化あり★★★☆☆
訳あり(8年以上)30-40%30-50万円要修理の可能性★★☆☆☆

メーカー別の中古相場
#

メーカー新品価格(1.5畳)中古相場値落ち率流通量
ヤマハ(セフィーネNS)110万円〜50-80万円45-55%多い
カワイ(ナサール)98万円〜45-70万円50-60%中程度
ナガワ80-120万円35-65万円50-60%少ない
大和ハウス住宅組込ほぼ流通なし-極少

ヤマハが最も流通量多い

  • 新品シェアNo.1なので中古も豊富
  • 需要が高く売りやすい
  • 部品供給も安定

築年数と価格の関係
#

築年数価格低下率性能への影響購入判断
1年未満20-30%ほぼなし◎ 狙い目
1-3年30-40%わずか◎ おすすめ
3-5年40-50%やや劣化○ 問題なし
5-8年50-60%劣化あり△ 要確認
8-10年60-70%劣化目立つ△ リスク
10年以上70%以上大幅劣化× 避けるべき

ねらい目:3-5年落ち

  • 価格が40-50%まで下がる
  • 性能はまだ十分
  • コスパ最強ゾーン

中古防音室が出回る理由
#

なぜ手放すのか知っておくと、掘り出し物が見つかります。

売却理由と物件の質
#

売却理由割合物件の質狙い目度
引っ越し40%★★★★☆◎ 良品多い
音楽やめた25%★★★★☆○ 使用感少ない場合も
より大きいサイズに買い替え15%★★★☆☆○ 使い込んでいる
防音性能が不十分だった10%★★☆☆☆△ 欠陥の可能性
近隣トラブル5%★★★☆☆△ 事情あり
経済的理由5%★★☆☆☆△ 急ぎで安い

狙い目は「引っ越し」理由

  • 物件自体に問題ない
  • 早く売りたいので値引き交渉可能
  • 使用期間が短い場合も

避けるべきは「防音性能不十分」

  • 施工不良の可能性
  • 根本的な問題がある場合も
  • 移設後も同じ問題が起きる

中古防音室の購入方法
#

どこで買えるか、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

購入ルート比較
#

購入ルート価格安心度保証手間おすすめ度
専門業者(中古販売)高め★★★★★あり少ない★★★★★
メーカー認定中古やや高め★★★★★あり少ない★★★★★
楽器店(買取・販売)中程度★★★★☆場合による少ない★★★★☆
ヤフオク安い★★☆☆☆なし多い★★★☆☆
メルカリ安い★★☆☆☆なし多い★★★☆☆
ジモティー最安★☆☆☆☆なし非常に多い★★☆☆☆
知人から譲渡格安〜無料★★★☆☆なし場合による★★★★☆

ルート1:専門業者・メーカー認定中古
#

特徴
#

項目内容
価格新品の50-70%
保証期間3ヶ月-1年
メンテナンスクリーニング・部品交換済み
搬入・設置業者が対応
アフターサービスあり

メリット
#

  • 最も安心:専門家の点検済み
  • 保証付き:初期不良対応
  • 搬入・設置込み:自分で業者手配不要
  • トラブル少ない:クレーム対応も

デメリット
#

  • 価格高め:個人売買より20-30%高い
  • 選択肢少ない:在庫が限られる
  • 値引き余地小さい:定価に近い

こんな人におすすめ
#

  • 初めて防音室を買う
  • 安心・安全を最優先
  • 手間をかけたくない
  • 多少高くてもOK

ルート2:ヤフオク・メルカリ
#

価格相場(1.5畳の例)
#

状態ヤフオクメルカリ業者比
美品50-70万円55-75万円-20-30%
良品40-60万円45-65万円-20-30%
30-50万円35-55万円-20-30%

メリット
#

  • 安い:業者より20-30%安い
  • 選択肢多い:常時50件以上出品
  • 直接交渉:値引き交渉可能
  • 掘り出し物:訳あり品が激安の場合も

デメリット
#

  • 現物確認困難:写真と説明のみ
  • 保証なし:トラブル時は自己責任
  • 搬入・設置は自己手配:別途20-40万円
  • 詐欺リスク:悪質出品者の可能性
  • トラブル多い:説明と違う、破損等

注意すべきポイント
#

出品者チェック

  • 評価数:100以上が望ましい
  • 悪い評価:5%以下
  • 取引実績:防音室の取引経験
  • 出品地域:搬入距離の確認

商品説明チェック

  • 購入年月:明記されているか
  • 使用頻度:週何回、何時間など
  • 写真枚数:10枚以上が理想
  • 傷・汚れ:正直に記載しているか
  • 型番:正確な型番記載

質問すべきこと

  • 売却理由は何か
  • 喫煙環境だったか
  • ペットを飼っていたか
  • 防音性能に問題なかったか
  • 付属品はすべて揃っているか
  • 搬入経路の情報(階段幅、エレベーター等)

ルート3:ジモティー
#

特徴
#

項目内容
価格格安〜無料も
取引方法直接引き取りが基本
手数料無料
保証一切なし

メリット
#

  • 最安:無料譲渡もある
  • 地元で取引:搬送距離が短い
  • 直接確認可能:現物を見られる
  • 値引き交渉余地大:交渉次第で激安

デメリット
#

  • 玉石混交:質の差が激しい
  • ハズレも多い:ボロボロの場合も
  • トラブル多発:説明と実物が違う
  • 解体搬出は自分で:かなりの重労働

ジモティー攻略法
#

掘り出し物の見つけ方

  1. 毎日チェック(朝・昼・夜)
  2. 「引っ越し」「急ぎ」の出品を狙う
  3. 出品直後に即連絡
  4. 現物確認を必ず行う

こんな出品は要注意

  • 写真が1-2枚しかない
  • 説明が雑・情報不足
  • 「ジャンク品」「現状渡し」表記
  • 出品者の評価が見えない
  • 「すぐ引き取り希望」(問題ある可能性)

中古購入時のチェックポイント
#

現物確認で何を見るべきか、具体的に解説します。

必須チェック項目
#

項目確認方法重要度不合格なら
パネルの傷・凹み目視・触診★★★☆☆価格交渉
パネルの隙間目視・光の漏れ★★★★★購入見送り
ドアの開閉実際に開閉★★★★★購入見送り
ドアパッキンの劣化目視・触診★★★★☆要交換
壁・床の汚れ目視・臭い★★★☆☆クリーニング交渉
カビ・シミ目視・臭い★★★★☆価格交渉 or 見送り
換気扇の動作電源入れて確認★★★★☆要修理
照明の動作電源入れて確認★★★☆☆交換容易
付属品の有無リスト照合★★★★☆価格交渉

状態別チェックリスト
#

レベル1:目視チェック(遠目から)
#

  • 全体の形状に歪みはないか
  • 大きな傷・凹みはないか
  • 色あせ・変色はないか
  • カビ・シミの有無
  • 明らかな破損箇所はないか

レベル2:近接チェック(近くで)
#

  • パネル接合部に隙間はないか
  • ジョイント部分の破損はないか
  • ドアパッキンの劣化具合
  • 床材の傷み・剥がれ
  • 内装材の剥がれ・浮き

レベル3:動作チェック
#

  • ドアがスムーズに開閉するか
  • ドアの密閉性は十分か
  • 換気扇が正常に動作するか
  • 照明が点灯するか
  • コンセントに通電しているか

レベル4:臭いチェック
#

  • カビ臭くないか
  • タバコ臭くないか
  • ペット臭はないか
  • 異臭・不快な臭いはないか

レベル5:付属品チェック
#

  • 取扱説明書はあるか
  • 部品リストと照合
  • ネジ・金具類は揃っているか
  • 換気扇フィルターはあるか
  • 保証書(あれば)

見送るべき「地雷物件」の特徴
#

特徴理由リスク
パネルに大きな隙間防音性能が著しく低下使い物にならない
ドアが閉まらない歪み・破損修理困難
強いカビ臭内部にカビ繁殖健康被害リスク
タバコで黄ばみ臭い取れない不快な環境
明らかな水濡れ跡内部腐食の可能性構造的問題
10年以上経過部品供給終了の可能性メンテナンス困難
付属品大量欠品使用できない可能性追加費用発生

移設にかかる費用
#

引っ越し時の移設費用を詳しく解説します。

移設費用の内訳
#

項目費用相場所要時間備考
解体作業10-20万円半日-1日サイズによる
梱包・養生2-5万円2-3時間破損防止
運搬(近距離)5-10万円半日50km以内
運搬(中距離)10-20万円1日50-200km
運搬(長距離)20-40万円1-2日200km以上
再組立15-30万円1日搬入経路による
調整・動作確認3-5万円2-3時間最終チェック
廃材処分1-3万円-パッキン等の交換部品

サイズ別の移設費用総額
#

サイズ近距離(50km以内)中距離(50-200km)長距離(200km以上)
0.8畳15-25万円20-35万円30-50万円
1畳20-35万円30-50万円45-70万円
1.5畳25-45万円35-60万円55-85万円
2畳30-55万円45-75万円65-100万円
2.5畳以上40-70万円60-95万円85-130万円

移設費用の目安 新品価格の20-40%程度と考えておく。

移設が高額になるケース
#

ケース追加費用理由
クレーン作業が必要+10-30万円窓から搬出・搬入
階段の幅が狭い+5-15万円解体の細分化必要
エレベーターなし高層階+10-25万円階段での運搬
搬入経路が複雑+5-10万円手間と時間増
長距離移動距離に応じて運送費増加
繁忙期(3-4月)+10-20%引っ越しシーズン
急ぎの依頼+20-30%通常より高い

移設時の追加工事費用
#

工事内容費用必要なケース
床補強10-30万円旧居より弱い床
電気工事5-10万円コンセント位置変更
換気扇設置5-15万円新規設置
エアコン移設3-8万円専用エアコン
パッキン全交換3-8万円劣化している場合
防音パネル交換10-30万円破損した場合

移設時の注意点
#

移設で失敗しないためのポイントです。

移設可能性の事前確認
#

確認項目チェック方法失敗例
新居の搬入経路実測・業者現地調査入らず返品不可
新居の床耐荷重建築図面確認床が沈んだ
新居の天井高実測組み立てられない
賃貸の許可大家・管理会社無断で強制退去
移設保証の有無業者に確認移設後の不具合

移設vs買い替えの判断
#

項目移設買い替え判断基準
費用25-45万円(1.5畳)中古50-70万円移設が安い
性能保証限定的あり(新品・業者中古)買い替えが安心
使用年数そのままリセット5年以上なら買い替え検討
防音性能劣化のまま改善のチャンス不満あるなら買い替え
サイズ変更不可可能サイズ変更なら買い替え

損益分岐点の計算
#

例:1.5畳防音室(新品110万円、5年使用)

選択肢費用備考
移設35万円近距離の場合
売却+中古購入-30万円(売却)+ 60万円(中古購入)= 30万円中古の状態による
売却+新品購入-30万円(売却)+ 110万円(新品購入)= 80万円サイズ・性能変更

判断基準

  • 使用3年未満 → 移設推奨
  • 使用3-7年 → 移設 or 中古購入
  • 使用7年以上 → 買い替え推奨
  • 防音性能に不満 → 買い替え推奨

売却時のポイント
#

自分が売る側になった時の情報です。

売却方法別の比較
#

売却方法買取価格手間速さおすすめ度
専門業者買取新品の20-40%★☆☆☆☆★★★★★★★★★☆
楽器店買取新品の25-45%★☆☆☆☆★★★★☆★★★★☆
ヤフオク新品の40-60%★★★★☆★★★☆☆★★★★★
メルカリ新品の40-60%★★★★☆★★★☆☆★★★★★
ジモティー新品の30-50%★★★★★★★☆☆☆★★★☆☆
知人に譲渡格安〜無料★★★☆☆★★★★☆★★★☆☆

高く売るためのコツ
#

準備編
#

項目方法効果
徹底クリーニングプロ業者依頼+5-10%
臭い除去消臭剤・換気+5-10%
小傷の補修タッチペン等+3-5%
付属品を揃える説明書・部品+5-10%
メンテナンス記録書類整理+3-5%

撮影編
#

写真の撮り方

  • 枚数:最低10枚以上
  • 角度:全体・各面・内部・傷等
  • 明るさ:自然光で明るく
  • 付属品:すべて並べて撮影
  • 説明書・保証書も撮影

写真で見せるべきもの

  1. 全体(外観)
  2. ドア開閉状態
  3. 内部(各角度から)
  4. 天井・床
  5. 換気扇・照明
  6. コンセント
  7. パネル接合部
  8. 傷・汚れ(正直に)
  9. 付属品一式
  10. 型番プレート

説明文編
#

必ず記載すべき情報

  • メーカー・型番
  • サイズ(外寸・内寸)
  • 購入年月
  • 使用頻度(週○回、○時間等)
  • 喫煙環境の有無
  • ペットの有無
  • 防音性能(D値・Dr値)
  • 付属品リスト
  • 売却理由
  • 搬出条件(階数、エレベーター等)
  • 現地確認の可否

書くべきでないこと

  • 誇大表現(「完璧」「最高」等)
  • 不確かな情報
  • 防音性能の過度な主張

売却価格の設定
#

適正価格の計算式

基本価格 = 新品価格 × (1 - 使用年数 × 0.08)

調整係数:
- 美品:+10%
- 喫煙環境:-10%
- ペット飼育:-5%
- 傷あり:-5-15%
- 付属品欠品:-5-10%
- 人気メーカー:+5%

例:ヤマハ1.5畳(新品110万円)、3年使用、美品

110万円 × (1 - 3 × 0.08) = 83.6万円
美品で+10% = 91.9万円

→ 売出価格:92万円程度が適正

交渉のポイント
#

値下げ交渉への対応

  • 最初から10-15%高めに設定
  • 5-10%の値下げ余地を残す
  • 「即決なら○万円」という提示
  • 底値は決めておく

こんな交渉には要注意

  • 現物確認前の大幅値下げ要求
  • 取引方法の変更要求
  • 個人情報を聞きたがる
  • やたらと急がせる

トラブル事例と対策
#

実際のトラブルから学びましょう。

事例1:中古購入後に重大な欠陥発見
#

ケース

  • メルカリで50万円で購入(1.5畳)
  • 「美品」の表示を信じた
  • 設置後、パネルに大きな隙間発見
  • 防音効果がほとんどない

結果

  • 出品者と連絡取れず
  • メルカリ事務局も返金対応せず
  • 修理見積もり:30万円
  • 泣き寝入りで総額80万円の損失

教訓

  • 必ず現物確認すべきだった
  • 専門業者からの購入なら保証あり
  • 安さだけで判断しない

事例2:移設費用が想定の2倍に
#

ケース

  • 1.5畳防音室を100km移動
  • ネット情報で「30万円くらい」と想定
  • 実際の見積もり:65万円

追加費用の内訳

  • クレーン作業:20万円(窓からの搬出入)
  • 階段が狭く細分化解体:10万円
  • 繁忙期割増:5万円

結果

  • 予算オーバーで移設断念
  • 旧居で30万円で売却
  • 新居で中古70万円で購入
  • 実質5万円の損失で済んだ

教訓

  • 必ず複数業者から見積もり
  • 搬入経路の事前確認必須
  • 移設費用は高めに見積もる

事例3:売却トラブル
#

ケース

  • ジモティーで40万円で出品
  • 購入希望者が「搬出手伝う」と申し出
  • 当日、傷をつけられた上に値下げ要求

経緯

  • 搬出中にパネルに傷
  • 「傷があるから30万円にしろ」
  • 断ると「警察呼ぶ」と脅迫
  • 結局25万円で妥協

損害

  • 15万円の値下げ
  • 精神的ストレス
  • 時間の無駄

教訓

  • 素人の搬出手伝いは断る
  • 専門業者を使うべき
  • 値下げ交渉は事前に確定

事例4:搬入不可で返品不可
#

ケース

  • ヤフオクで60万円で購入(2畳)
  • 新居のエレベーターサイズ未確認
  • 当日、エレベーターに入らず

結果

  • クレーン作業で追加20万円
  • 出品者は返品拒否
  • 総額80万円の出費

教訓

  • 購入前に搬入経路を完全確認
  • 業者に現地調査してもらう
  • 返品条件を事前に確認

事例5:10年落ちで部品供給終了
#

ケース

  • 格安30万円で12年前の防音室購入
  • 半年後、ドアパッキンが劣化
  • メーカーに問い合わせ→部品供給終了

結果

  • 修理不可能
  • 防音性能が大幅低下
  • 使い続けるしかない

教訓

  • 古すぎる製品は避ける
  • 部品供給期間を確認
  • 5-7年落ちまでが安全

中古購入のメリット・デメリットまとめ
#

最終的な判断材料として整理します。

メリット
#

メリット効果重要度
初期費用40-60%削減50-70万円節約(1.5畳の例)★★★★★
環境に優しいリユースでエコ★★☆☆☆
すぐ使える製造・配送待ちなし★★★☆☆
実績ある製品使用者の声を聞ける★★★☆☆

デメリット
#

デメリットリスク重要度
性能劣化防音性能低下★★★★☆
保証なし・限定的故障時は自己負担★★★★★
選択肢が少ない希望のサイズ・色がない★★★☆☆
隠れた欠陥購入後に発覚★★★★☆
部品供給リスク古すぎると修理不可★★★★☆
移設費用新品より割高感★★★☆☆

中古がおすすめな人
#

  • 予算が限られている(100万円以下)
  • とりあえず試してみたい
  • 短期間の使用予定(3-5年)
  • リスクを理解している
  • 現物確認・搬入手配ができる

新品がおすすめな人
#

  • 予算に余裕がある(150万円以上OK)
  • 長期間使う予定(10年以上)
  • 完璧な状態を求める
  • 保証・アフターサービス重視
  • 手間をかけたくない
  • 最新モデル・特定仕様が欲しい

最終判断フローチャート
#

あなたに最適な選択肢を見つけましょう。

STEP1:予算の確認
#

防音室に使える予算は?

A. 50万円以下 → 中古(訳あり含む)or だんぼっち
B. 50-80万円 → 中古(良品)を探す
C. 80-120万円 → 中古(美品)or 新品(小型)
D. 120万円以上 → 新品も選択肢

STEP2:使用期間の想定
#

何年使う予定?

A. 1-3年(短期)
  → 中古推奨(費用対効果高い)
  
B. 3-7年(中期)
  → 中古(5年落ちまで)or 新品
  
C. 7年以上(長期)
  → 新品推奨(長期的にはお得)

STEP3:リスク許容度
#

トラブルリスクをどこまで受け入れられる?

A. 絶対に避けたい
  → 新品 or メーカー認定中古
  
B. ある程度は覚悟
  → 専門業者の中古
  
C. 自己責任でOK
  → 個人売買(ヤフオク・メルカリ)
  
D. とにかく安く
  → ジモティー(ハイリスク)

STEP4:手間をかけられるか
#

搬入・設置の手配を自分でできる?

A. できる・やりたい
  → 個人売買で安く購入
  → 搬入業者を自分で手配
  
B. 業者に任せたい
  → 専門業者から購入(搬入込み)
  → 新品購入

STEP5:最終判断
#

パターン1:中古がベスト

  • 予算:50-80万円
  • 期間:3-5年
  • リスク許容:中程度
  • 手間:かけられる

おすすめ行動

  1. ヤフオク・メルカリで5年落ちまでの美品を探す
  2. 現物確認必須
  3. 搬入業者に事前見積もり
  4. 総額で判断(本体+搬入費)

パターン2:新品がベスト

  • 予算:120万円以上
  • 期間:7年以上
  • リスク許容:低い
  • 手間:かけたくない

おすすめ行動

  1. メーカー公式・正規販売店で購入
  2. ショールームで実物確認
  3. 搬入・設置・保証すべて込み
  4. 長期的な安心を買う

パターン3:移設がベスト

  • 現在の防音室:3年未満使用
  • 新居への引っ越し
  • 現状に満足している

おすすめ行動

  1. 複数業者に移設見積もり
  2. 新居の搬入経路確認
  3. 移設費 vs 買い替え費を比較
  4. 使用年数が浅ければ移設

費用総額シミュレーション
#

最後に、具体的な費用例を見てみましょう。

新品購入の場合(1.5畳)
#

項目費用
本体価格110万円
搬入・設置12万円
換気・空調15万円
消費税13.7万円
合計150.7万円

中古購入の場合(1.5畳、5年落ち美品)
#

項目費用
本体価格60万円
搬入・設置18万円
クリーニング3万円
パッキン交換5万円
合計86万円

削減額:64.7万円(43%オフ)

移設の場合(1.5畳、近距離)
#

項目費用
解体12万円
運搬(50km)8万円
再組立18万円
パッキン交換5万円
合計43万円

新品比:約29%の費用で移設可能

売却→中古購入の場合(1.5畳)
#

項目費用
現在の防音室売却-35万円
中古購入+60万円
搬入・設置+18万円
実質費用43万円

移設と同程度の費用

まとめ:後悔しない選択を
#

最後に、選択のポイントをまとめます。

中古購入で成功する3原則
#

原則1:現物確認は絶対

  • 写真だけで判断しない
  • できれば専門家同行
  • チェックリスト持参

原則2:総額で判断

  • 本体価格だけ見ない
  • 搬入・設置・修理費込みで計算
  • 「新品の80%以下」が目安

原則3:リスクを理解

  • 保証がないことを前提
  • トラブル時は自己責任
  • 余裕資金を残す

移設で失敗しない3原則
#

原則1:事前調査徹底

  • 新居の搬入経路実測
  • 床耐荷重確認
  • 複数業者から見積もり

原則2:費用は高めに見積もる

  • 見積もりの1.2-1.5倍用意
  • 追加工事費も考慮
  • 買い替えと比較

原則3:移設保証を確認

  • 移設後の不具合対応
  • 防音性能の保証
  • アフターサービス

売却で損しない3原則
#

原則1:適正価格で出品

  • 新品の40-60%が相場
  • 高すぎると売れない
  • 安すぎると損

原則2:情報を正直に

  • 傷・汚れは隠さない
  • 使用状況を正確に
  • 写真を豊富に

原則3:安全な取引

  • 専門業者の搬出推奨
  • 現金手渡しは避ける
  • 契約書・領収書を

最終的な選択基準
#

予算最優先なら → 中古(個人売買) → リスクを理解した上で

安心最優先なら → 新品 or メーカー認定中古 → 多少高くても保証付き

現在の防音室を活かすなら → 移設(3年未満使用の場合) → 事前調査を徹底

バランス重視なら → 専門業者の中古 → 保証付き・搬入込み

最後に
#

中古防音室は、上手に選べば新品の半額以下で手に入る魅力的な選択肢です。

でも、その分リスクもあります。

成功のカギは

  • 徹底的な情報収集
  • 慎重な現物確認
  • 総額での費用判断
  • リスクの理解と覚悟

この記事の内容を参考に、あなたに最適な選択をしてください。

中古でも新品でも、最終的に大切なのは 「納得して購入できるか」 「長く使い続けられるか」 「音楽や配信を楽しめるか」

この3つです。

後悔のない選択をして、理想の防音環境を手に入れてください!


参考:中古防音室探しに使えるサイト
#

専門業者・メーカー

  • ヤマハ公式(認定中古販売あり)
  • 各防音室専門業者のリユース品

個人売買サイト

  • ヤフオク(常時50件以上出品)
  • メルカリ(新着通知設定推奨)
  • ジモティー(地元取引)

楽器店

  • 大手楽器店の中古コーナー
  • 買取・販売対応店舗

検索のコツ

  • 毎日チェック(朝・昼・夜)
  • 「防音室」「セフィーネ」「ナサール」「アビテックス」で検索
  • 新着順に並べ替え
  • 出品直後に連絡(人気商品は即売れ)

掘り出し物を見つけて、お得に防音室をゲットしてください!

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配信・クリエイター向け トラブル対策 近隣苦情 配信時間 運用ルール