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吸音材の正しい配置場所とは?「貼りすぎ」を防いで理想の響きを作る

·1166 文字·3 分
防音の実用ガイド DIY防音 吸音材 配置 音響調整 DIY フラッターエコー
sasisi344
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sasisi344
外の音が気になったりマイクの音質とかを気にするようになったので、防音に関する総合的な情報を集めているうちに、このサイトが生まれました。

「吸音材を買ったけど、どこに貼ればいいかわからない」 「とりあえず壁全面に貼ってみたら、音が詰まった感じで気持ち悪い…」

吸音材は、ただ闇雲に壁を埋めれば良いというものではありません。 「必要な場所に、ピンポイントで貼る」 これが、コストを抑えつつ最大の音響効果を得る秘訣です。

今回は、プロも実践する吸音材の「正解配置」を解説します。

Infographic

貼るべき場所の優先順位ベスト3
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どこから貼るべきか迷ったら、以下の3箇所を優先してください。

1. スピーカー/楽器の背面(デッドエンド)
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音源(スピーカーや楽器)のすぐ後ろの壁です。 ここからの一次反射音は、直接音と干渉して音を濁らせる原因(低音のブーミングなど)になります。 まずはここに厚手の吸音材を貼りましょう。

2. 一次反射面(ミラーポイント)
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リスニングポジション(自分が座る位置)から壁を見たとき、「鏡を置いたらスピーカーが見える位置」 です。 ここには、横の壁からの反射音が一番早く到達します。 これをカットすることで、音の定位(ステレオ感)が劇的に向上します。

3. コーナー(部屋の角)
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部屋の隅(コーナー)は、低音が溜まりやすい「ベース溜まり」の場所です。 ここに「ベーストラップ」と呼ばれる厚い吸音材や、三角形のスポンジを置くことで、部屋全体の低音のぼやけを解消できます。

「貼りすぎ」の弊害と、適度な散乱
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全面貼りはNG?
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壁全面に吸音スポンジを貼ると、高音域ばかりが吸われてしまい、「モコモコした音」 の部屋になります。 これを「デッドすぎる部屋」と呼びます。 特に楽器演奏においては、適度な響き(余韻)がないと、自分の音が聞こえず演奏しにくい環境になってしまいます。

おすすめは「市松貼り」
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吸音材を隙間なく並べるのではなく、「吸音材」と「壁(反射面)」を交互に配置する(市松模様にする) 方法です。 これにより、吸音と反射をバランス良く行い、自然な響きを残すことができます。 見た目の圧迫感も減り、コストも半分で済みます。

天井:フラッターエコーの巣窟
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手を叩くと「ビーン」という金属的な響きがしませんか? これが「フラッターエコー」で、向かい合う平行な壁や、床と天井の間で音が往復することで発生します。 床がフローリングの場合、天井の一部に吸音材を貼る ことで、この不快な響きを効果的に消すことができます。

まとめ:吸音材は「インテリア」ではなく「音響装置」
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吸音材は、部屋をおしゃれにする壁紙ではありません。音をコントロールする装置です。

一度に全部貼るのではなく、 「まずはスピーカー裏だけ」 「次は左右の壁」 と、少しずつ貼って音を聴き比べる ことをおすすめします。 その変化を楽しむことも、防音DIYの醍醐味の一つです。

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